琥珀ヱビス缶 デザインの歴史
毎年秋になると発売される琥珀ヱビス缶には、色々と思い出がある。
2006年の12月ごろ、大学4年生だった私は、なけなしのお金をはたいて錦市場で高い高いアンコウを買い、友人数人とアンコウ鍋で忘年会をしていた。大学生活も終わりが近く、友人たちとの別れも近い。そのときに飲んでいたのが、これまた大奮発して買った琥珀ヱビス。手持ちのビールが無くなって買い出しに出たときの、寒さと心地よさ。
当時はこんな美しいデザインだった。(2006年、初登場時)
2007年には社会人になり、相変わらず金はなかったけれど好きな人はいて、その人と時々、琥珀ヱビスを飲んだ。デザインは2006年のときの美しいデザインのまま。
2008年秋、琥珀エビスの発売を楽しみにしていたが、コンビニで実物を見て絶望。なんか変な模様が入ってる・・・。悲しくなり、その年は1本くらいしか買わず。その代わりに、エチゴビールのレッドエールを飲んでた。年末年始には箱で注文して、付き合っていた人と2人で飲み続ける日々。琥珀ヱビス関係ないけど、そのエチゴビールな日々も幸福な思い出。
(2008年の変なデザイン)
その後も、2009年、2010年とシンプルすぎるデザインになったり、2011年には変なフォント使ってたり、2012年にはヱビスさんがでっかくなったりと、琥珀ヱビス缶のデザインは迷走を続ける。
デザインというのは大事なもので、このころは琥珀ヱビスへの熱意をほとんど失ってしまい、エチゴビールやら外国のビールやらを飲んでいた。そして2013年も変わらず、カクカクの変なデザイン。これに至っては、買った記憶がない。
そして今年、2014年。また今年も琥珀ヱビスの季節がやってきた。今年のデザインは原点に戻ったまっとうなデザイン。発売当時のままではないけど、適度に現代的で嫌味がない。そう、こういうのを待ってた。
サッポロビールさん、今後はこの路線でお願いします。心からお願いします。
最後に、歴代の琥珀ヱビス缶をまとめた画像を貼っておきます。(毎年更新してる)