鹿の毛皮を使ったネコのオモチャ開発中_その2
以前、鹿の毛皮を使ったネコのオモチャを作ってみた話をこのブログに書いたことがあります。
岐阜県の里山では鹿による農作物への被害が深刻になっていて、地元の猟師さんなどが頑張って狩猟することで個体数を調整しているのですが、その猟師さんが狩って手でなめした毛皮を譲っていただき、我が家のネコ用のオモチャとして活用しています。
野生のシカ革だからなのか、手でなめしてるからなのか、ネコの本能に訴えかける何かがあるらしく、市販のどのオモチャよりも我が家のネコに愛されてる。せっかくなので、これをもうすこし完成度を高めて製品化していくことができればいいなと思い、あれこれとためしているところ。
友人のデザイナー(?)にお願いをして製品のデザインを考えてもらい、試作品をいくつか作ってもらった。それがこちら・・・。
(いやいや、写真撮るの邪魔すんなよ)
それがこちらです。
夏毛のシカの毛皮を水玉の形に切って、それを2枚張り合わせたものです。
早速遊んでみる
せっかくなので、我が家のネコにこの試作品で遊んでもらうことにしましょう。
本当は、紐をつけて引っ張って遊ぶことを想定していたんですが、ちょっとサイズが大きかったみたいで遊びにくそうにしていたので、「(人が)投げて(ネコが)取って来る遊び」に切り替えました。
うちのネコ、普段はオモチャを投げると私の足元までくわえて持ってきてポトンと落とし、「ほれ、さっさともう一回投げろや」という顔をしてくるのですが、この鹿革オモチャは、オモチャというよりは「獲物」として認識しているようで、私に横取りされるのを恐れて威嚇してくる始末。ともあれ、喜んでくれてよかったです。
製品化に向けての課題
このように、このプロダクトはすでに結構できあがっているので、あとはサイズや重さなどを調整すれば、製品化することは可能なような気がしています。一方で、課題も少なくない。例えば、以下のようなところで悩んでいます。
- 毛皮自体は猟師さんがたくさん獲ってくれるけど、その毛皮をなめしてくれる人がいない。(手なめしは非常に時間と手間がかかるので、ずっと猟師さんに頼っている訳にもいかない)
- その毛皮を縫って加工してくれる人が見つかっていない
今後は、これらをなんとかしなくては。頭が痛い問題です。