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飼猫・野良猫中央研究所

北洋祐のブログ。主に猫のこととスタートアップ・新規事業のこと。

野良猫を飼い始めて1年半がたちました

うちには2匹の猫がおりまして、そのうち1匹(シンスケ氏)は、もともと完全な野良猫でした。 (飼い始めた経緯は、以下の記事などにも書いてます)

shashin.hatenablog.com

このブログ、「野良猫、飼う」などの検索キーワードで比較的上位にひっかかるようで、野良猫を飼い始めたばかりの方や、野良猫を飼おうか悩んでいる方によく読んでいただいているようです。

そうした方の大きな悩みの一つは、「野良猫って、飼ってもなかなか慣れてくれないのでは?」というところではないかと思われます。これ、不安ですね。私も不安でしたし、今でも少し不安です。

 

「野良猫が人に慣れるか」というのは、個体差もものすごく大きいようなので、決して軽はずみなことは言えないのですが、わが家の元・野良猫のシンスケ氏に関して言えば、一進一退しながらも、最近はかなりご機嫌に暮らしています。

野良猫を飼おうとしている方、飼い始めた方の参考になるかどうかはわからないですが、シンスケと我が家のこれまでについて、ちょこっと振り返ってみようと思います。

元・野良猫 シンスケ氏の2年間の記録

  1. 2013年9月ごろ:生後数か月くらいで我が家に顔を出すようになり、たまにエサをあげる関係に。エサを手から食べてくれるくらいには慣れていたけど、なでさせてはくれなかった。

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  2. 2014年1月ごろ:それから半年くらい経ち、(おそらく)生後10か月くらいの時点で、市販のケージをつかった罠で捕まえて、飼い始める。当初は全然慣れてくれないし、威嚇の連続。(こちらの心が折れそうになる)

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  3. 2014年2月ごろ:獣医師さんの指示に従い、2週間くらいはケージ暮らし。少しずつ落ち着いてくる。ケージの扉を開けても、なかなか出て来ない。
  4. 2014年3月ごろ:ちょっとずつ慣れてきて、エサも近くで食べるようになり、おもちゃで遊んだりもするようになる。良い感じ。

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  5. 2014年4月ごろ:なかなか距離が縮まらない。昼間は留守にすることが多く、一匹で過ごすのはさびしかろうと考え、猫をもう1匹飼おうと考える。
  6. 2014年5月ごろ:猫の保護団体さんから、猫を1匹譲渡してもらう。ゴマ氏、2歳♂。ゴマ氏はかなり人慣れしており、活発で大柄な猫。当初、シンスケ氏はゴマ氏と喧嘩をする場面もあり、必ずシンスケ氏が負けていた。
  7. 2014年6月ごろ:シンスケ氏とゴマ氏の関係が改善しているように見える。互いにグルーミングしたり、寄り添って眠ったり。かわいい。しかし、その頃からシンスケはゴマとばかり遊んでいて、人間にはあまり寄ってこなくなる。ちょっと焦る。

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  8. 2014年9月ごろ:夏が終わり、だんだん涼しくなってくると、猫のほうから人に寄ってくるようになる。夜はベッドに乗ってきたり、床に座っていると近くでうたたねをしたり。ついにここまで来たか、と感無量。
  9. 2014年11月ごろ:「野良猫保護のプロフェッショナル」を自称する人からアドバイス。「なかなか慣れない猫は、無理やりにでも抱っこしてマッサージするのを1カ月くらい続けると劇的に慣れてくれるよ!」とのこと。これをバカ正直に実行するが、完全に裏目に。シンスケは、人を「敵」と認識するようになり、半径2メートル以内に近づくと逃げるようになる始末・・・。本当に後悔。
  10. 2015年春:シンスケとの距離が遠い。近くでくつろいでいるように見えても、こちらが少し動くと警戒の体勢をとる。横でずっと伸びきっているゴマ氏とは大違い。このまま慣れてくれないのか??
  11. 2015年夏~秋:また、少しずつ距離が縮まっているのを感じる今日この頃。今朝は、朝起きたらシンスケ氏がベッドの上ですやすや眠っていました。まあ、ベッドの隅っこですし、こちらが動いたらすぐ出て行ってしまいましたが。

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野良猫を飼い始めて1年半たって思うこと

この通り、シンスケと出会ってから2年、飼い始めてから1年半が経ちました。ほんとうに、反省するところも多々ありますが、シンスケ氏との距離は確実に縮まっていることを感じますし、このゆっくりと仲良くなっていく過程がちょっと楽しかったりもします。この1年半で得たものをまとめるとすれば、以下のような感じでしょうか。

気長にいこう

野良猫に慣れてもらうには、特効薬のようなものは無いように感じていますが、ひとつだけ言えることは、「焦ったらいかん」ということ。上の「9」で書いたような、無理やり掴まえて撫でまくるなんて、もってのほか。今になって冷静に考えれば嫌がられるのは当たり前なんですが、当時は早く仲良くなりたくて焦るあまり、そのことに気付かなかった。

気長にどっしりと構えて、向こうから警戒を解いてくれるのを待つ、という態度が重要なのかなと思います。

もう少し早く飼い始めたほうがよかったかも

シンスケを飼い始めたのは、彼が生後10カ月くらいのとき。

猫は生後数週間から3~4カ月くらいが「社会化期」と言われ、この時期に人と多く接していると人に慣れやすいと言われているようです。この「社会化期」というものが、どれだけ厳密なものなのかわからないですが、確かに、子猫のうちに人に慣れていたほうがよいのは感覚的にもわかります。

まして、シンスケ氏は生後数カ月のころからわが家に顔を出していたのですから、もう少し早く捕獲して飼い始めていれば、今頃はもっと慣れてくれていたのでは、と思うことも無いわけではありません。

野良猫だからこその魅力も確かにある

でも、やっぱり、今のなかなか慣れない感じのシンスケ氏は、とても魅力的です。なんでしょうか、このかわいいツンデレ猫は。こんな魅力的な猫は世界中探してもそういないですよ。

ずっとツンツンして近寄っても来ないと思ったら、なぜか急にすぐ近くで無防備な姿を見せる。おそるおそる撫でると、けっこう気持ちよさそうにしてくれる。調子にのって腹もなでようとすると急に真顔になってさっさと行ってしまう。

この、ゆっくりじわじわ仲良くなっていく感じ、最初から人慣れしている猫とは全く違う味わいがある気がします。

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