飼猫・野良猫中央研究所

主に猫のこととスタートアップ・新規事業のこと。

こたつと猫、小淵沢駅の野良猫、他

少し遅い冬休みをとって山梨県小淵沢にある小さな宿で一泊。囲炉裏や火鉢が現役で活躍している。寒い地域で部屋には隙間風も入り込むけれど、火のそばにいれば存外に暖かい。大きな炬燵(こたつ)もあるし熱燗もある。防寒対策は完璧。

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こたつと言えば、電気の無い時代のこたつは練炭を入れた壺のようなものを中に入れて暖かくしていたそう。こたつの中に猫が入り込んで寝てしまったりすると、一酸化炭素中毒でそのまま亡くなってしまうことも多かったとか。

同行者の実家でも昔、そのような古いこたつを使っていたそうで、小さいころに3匹くらいの猫がこたつの中で亡くなったらしい。そうした事故が「よくあること」として比較的あっさり受け入れられていたことに隔世の感がある。

昔は「飼い猫」といっても、外に出てネズミやトカゲを食べてたまに家に帰ってくるくらいのもので、飼い主との関係ももう少し緩くあっさりとしたものだったんだろうか。今はもう、飼い猫は完全に「家族」の一員で、家族特有の湿っぽい関係になっているけど、猫にとってはどっちがよかったのか。ちょっとわからないな。

わが家でも飼い猫を家族として溺愛していて、安全のためにと言って外にも出さないようにしているけど、彼らはそれを窮屈に感じているんじゃないかと思うこともしばしば。

小淵沢駅の猫

帰りがけにJR小淵沢駅で野良猫の一団を見た。このような寒い土地だと冬を越すのは一苦労だろう。

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全部で4匹。そのうち1匹はけっこう人なれしていて、ちょっとだけ触らせてくれた。グレーがかった黒猫で、毛色が美しい。でもちょっと風邪気味だったかな。

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他の3匹は、まあ、野良猫らしい野良猫で、人とは一定の距離を保っている。奥の黒猫は先ほどの黒灰色猫のお母さんらしい。近所の人がつけた名前は「クロ母さん」。そのまんまだが良い名前。

本当に寒い土地なので心配だけれど、頑張って生き抜いてほしい。

地面から生える猫

休みの日にはときどき新宿御苑を散歩する。ここの一角には「ラクウショウ」という、アメリカ大陸原産の木が生えていて、気根がにょきにょきと生えている様がなんともいえず魅力的だ。

この気根について、「湿地帯に生える植物だから、土中に空気が少なく、呼吸のために気根を生やす」ということなのだと理解しているけれど、あってるのかな。しかし、こんなに摩訶不思議な光景、ほかでは見たことない。ということは、湿地帯に生える木が全て気根を持っている訳ではないのだろうか。他の植物はどうやって呼吸しているのか。謎は深まる。

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この気根の中に、なんだか猫っぽい奴がいる・・・。わかるかな。中央の、これです、これ。

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猫っぽい!

変な形だなあ。美しい。