欧米の「メイカーズ」はこんな感じらしい _chipolo
あまりよその国のことを気にしすぎてもいかんと思いつつ、やはり欧米だとけっこう面白い製品が出てきてる。今回は少しだけそのことを。
MONO-Pをはじめる前の話ですが、「chipolo」という、まさに「メイカーズ」の産物っぽい製品を見つけて購入したことがあります。
この「chipolo」、鍵とか財布とか無くしそうなものにつけておくと、スマホでそのありかを表示できるという落し物対策グッズで、我が家ではネコの首輪に着けておこうかと思って購入しました。(実際に使ってみると、精度は良くないしネコに着けるには大きすぎるしで結局お蔵入りになってるのですが、)これ、デザインのかわいさとスマホアプリのUIの良さがウケて、結構支持されてるみたい。
「chipolo」はクラウドファンディングのKickstarterで資金調達してますが、15,000ドルの目標金額に対して、なんと20倍近い293,000ドルを集めてる。こんなん日本じゃ見たことないですね。
Chipolo - Bluetooth Item Finder for iPhone and Android by The Chipolo Team — Kickstarter
ちなみに開発チームはスロベニアの人たちとのこと。ベンチャー企業なのか個人の集まりなのかは(英語が得意でないため)よくわかってないのですが、こんな感じで面白い製品のアイデアを気軽に(?)実現できて、資金もちゃんと集まる、うまくいけば大きな利益を生み出す。欧米の「メイカーズ」というのはこういうものなんだなと、イメージが湧く事例でありました。
余談ですが、chipolo開発チームのメンバーは、ハードウェア・エンジニアが2人、グラフィックデザイナーが1人、ソフトウェア・エンジニアが1人、プロダクトマネージャーが1人、マーケターが1人、ビジネスアドバイザー(法務とか商標とか)が1人という体制のよう。日本でも、こうした体制ってすぐに組めるものなんだろうか。今度は日本の事情も追ってみよう。
chipoloの説明は以下にも詳しい。
スマホでなくした物の位置を地図表示&音を鳴らして即座に発見できるカラフルチップ「Chipolo」を実際に使ってみたよレビュー - GIGAZINE